こちらはスキップビートの二次創作ブログです。 原作者様及び出版社様等とは全く関係がございません。

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ひなたさんファンの皆様、お待たせいたしました。
一人でにまにま週間を終え(←独り占めともいう)、本日 2万HIT記念リクエストSS 第8話をお届けです。

それではw
ひなたさんの奏でる素敵なパラレルの世界へ、いってらっしゃいまし~。


Falling into you 8

「ショーちゃん?」

久々に会ったショーちゃんの台詞に面食らう。バンドでキーボード?私が?

「お前…ピアノなんか弾いてないで、うちのバンドでキーボード弾けよ。今からメンバーに紹介すっからさ!一緒に来いよ」

昔から強引だったショーちゃんは、私の返事も聞かずに手を掴んで善は急げとグイグイと引っ張る。

「…やっ!ショーちゃん、離して!」
「いいから、来いよ!ついでに、俺様の歌を聴かせてやっから!」

ズルズルと引き摺られるようにして、ショーちゃんの後をついて行く。

「離してよ、ショーちゃん!」
「いいから来いって!」
「私、キーボードなんて弾かないってば!」
「ピアノなんかより楽しいって」

鼻歌でも歌いそうなほどにご機嫌なショーちゃんは、何を言っても暖簾に腕押しで私の話を聞いてもくれない。
掴まれた手は痛いし、久々に会った私の話も聞いてくれないショーちゃんに哀しいのか悔しいのか…涙が滲んでくる。

俯いて必至で涙を堪えて抵抗していると不意に引き摺られていた身体が止まり、強く掴まれて痛みを訴えていた手も解放された。

「…ってぇなっ!何しやがる!!」
「嫌がる女性に無理強いはよくないよ?」

聞き間違えようのないほど耳に馴染んだ極上のテノール。いつも甘く魅惑的に響くその声は柔らかな口調なのに、何故か今までに聞いた事のないほど怒気を孕んでいる気がした。

「先生っ!」

恐る恐る視線をあげると私の手を掴んでいたショーちゃんの手を掴んでねじり上げ、私を庇うように立った広い背中が視界に入った。

「大丈夫?最上さん…?」

いつも意地悪ばかりの先生なのに…私をからかってばかりの先生なのに……。私の声に振り返って笑顔を見せてくれた先生に酷く安心してその背中に抱きついた。

「…ふぇっ……」

ギューッと抱きついて、その広い背中に顔を埋めるとふわりと漂う香りに気持ちが落ち着いてくる。温かくて、安心できる…大きな背中。

「もう、大丈夫だよ?」

背中に抱きついていた私を胸に抱き締めなおして、優しく髪を撫でてくれる感触に逆に涙が零れて止まらなくなってしまった。

「…ちょっ!てめぇ、何者だよっ!邪魔すんじゃねぇよっ」

ショーちゃんがねじり上げられた腕が痛むのか、摩りながらも先生を睨んでいた。

「人に名前を尋ねる時は、先に自分が名乗るべきじゃないかな?…それとも、一般常識すら弁えていない子供なのか?」

私を抱きしめる腕は優しく温かいのに、先生の口から出る言葉は氷の刃のように冷たい。

「…なんだとっ!おいっ!キョーコっ!!」

先生の腕の中の私に手を伸ばしてきたショーちゃんに、ビクリと震えた身体を先生は片手で抱き締め、空いた手でその手を掴んだ。

「嫌がっているだろう?それに、女性の身体に許可なく触るのは痴漢行為にも等しいと思うけど?」
「なっ!てめぇだって触ってんじゃねぇかっ!!」
「これは…彼女から抱きついてきたんだけど?…あぁ、ほら。君が怒鳴るから怯えているじゃないか。…大丈夫だよ?」

刺々しい二人の言葉の応酬に、怯える私を片手でギュッと抱きしめてくれる感触に何故か私は酷く安心した。この腕の中にいれば、何があっても大丈夫だと…そう、思った。

「おいっ!キョーコ!!」

ギッと私達を睨むショーちゃんにビクリと震えた身体を「大丈夫だよ」と微笑んで、包み込んでくれる腕をギュッと握ってショーちゃんを見据える。

「わ、私…ピアノが弾きたいの。キーボードが弾きたいわけじゃないから、ショーちゃんとは行かないわ」


→NEXT coming soon





そうよ。キョコちゃんは、蓮さんと愛のピアノを奏でるんだからっ!
邪魔しないで頂戴!!

と、尚に文句を言ったところで恒例の一言。

「ひなたさん?またまた気になるところでキレてますよ」

大好物展開を期待しつつ。続きを楽しみにしてます。


ご感想はこちらへ  You're My Only Shinin'Star  / 日向ひなた様 




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2010.06.16 / Top↑
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