こちらはスキップビートの二次創作ブログです。 原作者様及び出版社様等とは全く関係がございません。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- / Top↑
 1-2


『そういうことなら、いい物件があるぞ!』


いい物件…。
確かにね。

都内屈指の高級住宅街。
緑豊かな高台にそびえ立つ、高層マンション。
───の、最上階(しかもワンフロアー1室)に住まう、最上級のオトコ。



『一人暮らしで部屋を持てあましているんだ。俳優セクション所属で───』


ええ、そうね。確かに間違ってないわ。
だけどね。
ふつうは“女優”って思うでしょう?



『食に関して無頓着でな。体型維持のつもりなのか、ほっとくと1日モノを口にしない日もある』


ああ、確かに。
今にして思えば私、そんな人間をよ~~く知っているわ。



『演技に関しては文句なくトップクラスだ。頼めば指導もしてくれるだろう』


まったく、どうして気付かなかったのかしら。
この美味しい話。


───それが、敦賀さんの家だったなんて。


おうちに帰ろう~Sweet home~


「…も…、申し訳ございません…。」
「え?何で最上さんが謝るの?」

「だって…。私が確認もせずに社長にルームシェアをお願いしてしまったから!」
「うん。そうだね。」
「!!!!」

お、怒ってる?
そうだよね。敦賀さん社長からこの話聞いてなかったみたいだし…。
突然後輩を同居させろなんて言われたら、いくら敦賀さんと言えども不快に思うわよね。

「……やっぱりそうですよね。…私、明日別のお部屋を探してきます。それで、その‥。大変厚かましいお願いではありますが…、できれば今夜だ」
「ストップ!そうじゃなくて。」

今夜だけでも、泊めてください。
深く頭を下げながら懇願する私の言葉を敦賀さんが遮る。

「何が起こるか分からないんだからきちんと確認はした方がいいよって事。それに、俺は構わないから。」
「へっ?」

「ルームシェア。最上さんが嫌じゃなければだけど。…最上さんがいてくれれば食事に関しては本当に助かるし。俺、自炊しないから…」
「……なんとかゼリーばかりですもんね。」

「うん。流石にそこは改善しないとダメだなと…。」
「気付くのが遅いです!ずっと前から言ってるのに!」

「ごめん。だから最上さん、手助けしてくれないかな?」


本当は───。
知らないヒトとの同居は不安だった。
だけど、大将や女将さんと過ごしたあのだるま屋をでて、一人で暮らすことも心細かったの……。


だから‥。
同居の相手が敦賀さんだとわかって。

敦賀さんとならって。

“カインとセツ兄妹”
あの時の様に、もう一度、一緒に過ごせるのなら。


───嬉しい………。


そう思ったの‥‥。



でも…。
私なんかが居候している事がバレたら、敦賀さんのイメージダウンになるんじゃないの?
自分の都合だけで、甘えちゃいけないんじゃないの?


「最上さん。」
「……はい……」


「一緒に暮らそう?」

君に甘えさせて?
強請る様な瞳。


私───。


「ふつつか者ではありますが…、よろしくお願いいたします。」


不肖、最上キョーコ。
精一杯、敦賀さんのお世話をさせていただきます。



Next happening




スポンサーサイト
2010.06.29 / Top↑
Secret

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。