こちらはスキップビートの二次創作ブログです。 原作者様及び出版社様等とは全く関係がございません。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- / Top↑
「本当、敦賀さんは破廉恥なんだから。いくら確認するためっていったってあんなに真剣に見ることないじゃないっ!」

買ってきた食材を冷蔵庫に移しながらひとりごちる。
エコバッグをくるくる丸めてカバンにしまうと、眼に入ったのは没収したDVD。

どうしよう…これ。
捨てて…、もしも誰かに拾われたら困る。家に置いておいて女将さんや大将にでも見られたら大変だし、部室も危険。
かといってこうやって持ち歩いているのも…。

その時、ふと頭をかすめた悪魔の囁き。
どんな風に映っているんだろう、という興味。

あの敦賀さんが、私が部屋に入った事にも気付かないほど夢中になる映像って…?

…ちょっとだけ、見てみる?
いやいや、ダメダメ。破廉恥よ、キョーコ。

……でも。
今日、敦賀さん帰りは遅くなるって言ってた。


少しだけなら…いいよね。


好奇心に負けた私は、リビングを見渡し誰もいない事を確認してそっと電源を入れた。

「!!!!!!!」

ななななっ、なにこれ───っ?!
は、恥ずかしい!

直視できずに思わず両手で顔を覆う。
やだやだっ!敦賀さんったらこんな───、

『愛してるよ、キョーコ』

聞こえる甘い声に、指の隙間からちらりと覗かせた視線。
画面の中の敦賀さんは、肌蹴たシャツからのぞく胸板が壮絶になやましくて───。


つ、艶っぽい。 さすが『夜の帝王』


「……」


敦賀さん、いつもこんな顔して私を抱きしめていたんだ。 

あの時は、恥ずかしくていつも眼を閉じてしまう私。
初めて見る敦賀さんの表情、その妖艶さに思わず見惚れてしまう。

気付くと終わっていた映像。
火照った顔をDVDのケースで仰ぎながら、はぁ~とため息をついた。


「…面白かった?」


「きゃああああ!!」


いるはずのない人から突然かけられた声。
驚きのあまり胸から飛び出した心臓が、ドコドコと音を立てる。

やだっ!今日、遅くなるって言ってたのに、なんで帰ってきてるの?
ううん、一体いつからソコにいたの~~っ!!

ギギギギとロボットのように振り向いた先には、リビングの壁にもたれながら腕を組み、にっこりと笑う敦賀さん。

いやあぁぁぁぁぁっ!

この顔はどう見ても! どこから見ても!! 似非紳士スマイル!!!

「す、すみませんでした~! つい、魔がさして!」

敦賀さんの足元に這いつくばうように土下座した。

「ふーん。俺には散々文句言っていたくせに、自分は最後まで見るんだ?」
「も、申し訳ありません!」

だ、だって。敦賀さんが凄く素敵だったんだもの。目が離せなくなっちゃたんだもの。

「俺もただ確認の為だったって言ったのに、何日も口聞いてもらえなかったんだよね~」
「うっ」

自分はしておいてなんだけど、敦賀さんが口聞いてくれないなんて絶対に嫌!

「でも俺は、君と話が出来なくなるのはいやだからそんなことしないよ?」

…本当、に?
ちょっぴり涙を浮かべながら目線だけをあげて、眼の前にしゃがむ彼の顔を見つめる。

「反省、してる?」
「はいっ!それはもう!」

「本当に?」
「勿論であります!」

「じゃあ、今日は俺の言うこと何でも聞く?」
「勿論であります!……へっ?なんでも?」

にっこり意地悪な笑顔を浮かべた彼に、冷や汗が流れる。
私、なんだかとてもまずい事を口走った気がするんですけど…?

「嬉しいな。じゃあまずは一緒にお風呂にはいろうか?」
「えっ?!や、その…」

「あれ、嫌なの?じゃあ趣向を変えて、眼隠しとかしちゃおうかなぁ。」

しゅるりと外したネクタイを、眼の前にひらひらとされる。

いやぁ~!目がマジですから!

ブンブンと頭を左右にふった。

「それとも手錠かけちゃう?」

ひぃーっ。
なんで手錠とか持っているの? ソレ、一体どこからでてきたの?
というか、ソレで何をする気ですか~っ!!!

「お風呂!お風呂がいいです!!一緒に入りたいです!!お願いします。入ってください!」
「そんなに一緒に入りたいんだ。じゃあ、これから毎回入ろうね」

キュラキュラと最上級の笑顔を放つ敦賀さんに身の危険を察する。

「れ、蓮?」

可愛らしく小首をかしげておねだりスマイル───

「こんな時だけ名前で呼んでもだめ!俺が隅々まで洗ってあげるからね。」

───も、今宵はまったく効き目なし。

お姫様抱っこで行きつく先は天国か地獄か。
そして、お仕置きは永遠と続く…。


                             Fin.





社長の指1本は、一万円です。
本当に1千万振り込んだ蓮は、後日社長に呼び出され、999万円現金で返されます。
そして、
「バカか、お前は!」
と、札束で頭を叩かれるのです(笑)


このお話、実は以前某様の桃色SSを拝読して勝手に続きを妄想したものがモトになっています。
某様、快諾ありがとうございました。
スポンサーサイト
2010.07.11 / Top↑
Secret

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。