こちらはスキップビートの二次創作ブログです。 原作者様及び出版社様等とは全く関係がございません。

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降り続いた雨は、いつの間にかあがり、
厚く覆われていた雲の隙間から差し込む陽光が、濡れたアスファルトに反射してキラキラ輝き、水の滴は七色のプリズムを作りだす。


“ 一緒に、未来へ…… ”


その言葉は、
闇に囚われた俺の心に差し込む、一縷の光。

“敦賀蓮”という虚像の中、
過去という名の檻に閉じ込めて封印した俺が、今───。


「───!!!! つ、つっっっっっっっ、敦賀さん?!」

「…………ありがとう…………」


抱きしめる
(桃色無印 きゅ。様)


俺の罪は、消えない。
これから先もずっと。


だけど───。


その消せない罪を、彼女はその小さな身体で一緒に背負ってくれるという。
共に、未来だけを見つめて歩もうと。


この腕の中に在る、何にもかえがたい愛しい少女。
背に回されたぬくもりに幸せを感じながら、その華奢な身体をきつく抱きしめた。

掌の中の時計が、カチカチと小さな音を立て、未来への時を刻み続けていく。




「ね、最上さん。さっきのって……プロポーズ?」
「は?」

「一緒に未来を、なんて随分熱烈なプロポーズだね。」
「プロ───?? んな!ち、違いますっ!私は───!!」


うん。
君がそんな意味で言った訳じゃないって事くらいわかっている。

尊敬する先輩として。
目標とする俳優として。
この先も、一緒に頑張りましょう?

って、ところだろう。
この子の言葉を、そのまま受け止めるは危険。
それは今までの経験で重々にわかっている。
それでも───、

もしかしたら……、俺は特別なのかもしれない。

そんな期待を抱いてしまう俺は、愚かな男なのだろうか。


「………私は───、」
「───ん?」

「私は、ただ……。カインとセツが終わってもずっと一緒にいれたらって……」
「……え?」

「期間限定の兄妹じゃなくて、最上キョーコとしてこれからもずっと敦賀さんのそばにいたいって思ったんですっ!!」


最上キョーコとして?
ずっと俺の傍に───?


俺の胸を軽く押し返し、
頬を軽く膨らませ、
ぷいっと拗ねたようにそっぽを向く彼女は、耳まで紅く染まっていて……、


「───…最上さん」


紅色に染まったその頬に手を添えて、そっと唇を寄せる。

ちゅっ。

軽い音を立て離した唇。


驚きに瞳を見開いて、
ピキンと身体を硬直させる彼女の髪をそっと掬ってキスを落とす。


「契約のシルシ」


にっこり笑ってそう告げれば、覚醒した彼女が真っ赤になって抗議する。

「んなっ……。

何ですか───! 契約って!! シルシって~っ?!」


離して~ぇ、と暴れる彼女を逃がさぬように、コートの中に抱きこんで。
そっと耳元で囁く。


「ずっと俺の傍にいて?」
「───っっっっ、」


過去に囚われていた俺が、君の言葉に救われたように。
過去に囚われている君を、俺がこの手で守りたい。

一人でずっと頑張ってきた君に、抱えきれないほどの愛をあげる。
だから……。


「俺に、君の未来をちょうだい?」


二人の時計は今、

ゆっくりと

“始まり”の鐘を鳴らす。

                                Fin





こんな蓮キョを四コマ漫画で見てみたい。
そんな一言から皆様を巻きこんで始まったこの企画。
ようやく完結することができました。

ありがとうございました。



あ~♪
ようやくこれで憧れマスター様達の素敵なヌレン・ネレンが拝読出来る~。






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2010.08.07 / Top↑
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