こちらはスキップビートの二次創作ブログです。 原作者様及び出版社様等とは全く関係がございません。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- / Top↑
 2-3


おうちに帰ろう~Sweet home~



「あれ…? 持ってくるのを忘れちゃったのかな?」

バスルームの籐の籠の中。
お気に入りのパジャマの間に挟んだはずのモノを探す。
パタパタと服を上下に振ってみても、籠の下を覘いても、どこにも見当たらないソレに首を捻ねる。

「……ま、いっか。」

洗いたてのフワフワしたタオルを取り出して、髪の毛から滴る雫を軽く拭い、バスタオルを身体に巻きつけたまま部屋へと向かった。


「あ、あった~。」

やっぱり落としていたんだ。絶対持ってきたと思ったの…よ…───。

ん?

廊下にちょこんと鎮座していた、エロカワショーツ。
屈んで拾ったその瞬間、視界の端で捉えたのはフットライトに照らされた大きな足。

感じる視線におそるおそる目を向ければ、無表情でこちらを見つめる黒い瞳‥‥。


「「……………………」」



「「───つっ………」」



「きゃあ~~~っ!!敦賀さんのエッチぃ───っ!!!」


慌てて戻るバスルーム。
扉に凭れた身体がズルズルと崩れ落ち、ペタンとその場にしゃがみ込む。


いやあ~~~ぁ!!
あんなあられもない格好を男性に…、敦賀さんに見られるなんてっ~~!!

ううっ……。恥ずかしくて、敦賀さんの顔 見れないよ~っ。
このまま、まっすぐ部屋に閉じこもってしまいたい……。


そうよ!そうしよう。
だって、敦賀さん先に休んでって言ったもの!
今日は遅くなるから───って……。


あれ?
今…、何時?


試験勉強をするために早めに入ったお風呂。
あのときは確か8時半くらいだったから、今は9時前後?

こんなに早く帰ってくるなんて…、現場で何かあったのかしら?
ううん、それより…。ちゃんと夕食、食べたのかな…?


───確認しなきゃ。


そうよ。このまま何も言わず部屋に籠ったら、敦賀さんの事だからこれ幸いとお食事とらないかも!


意気込んでバスルームを出たものの、やっぱり顔をあわせづらくって、扉の陰からこっそり様子を窺った。
そんな私に気付いた敦賀さんが、にっこりと何事もなかった様にほほ笑む。

「ただいま。」

それは、いつも通りの優しい笑顔。

私が気にしない様にしてくれているのかな…?

「おかえりなさい。‥敦賀さん、お夕食は食べられました?」
「ん? う~ん、実はまだなんだけど───。でもそれほどお腹はす」
「やっぱり!ダメですよ。すいてなくても何か食べなくちゃ。今、軽いもの用意しますから!!」

**

コトコトと鍋が音を立て、コンソメの香りとともに温かい湯気が立ちあがる。
ポトフを盛るお皿を取り出しながら、はぁ~、と大きなため息を吐く。

湯上り、バスローブ1枚のあんな姿を見られたのに、少しも動揺されないなんて……。
やっぱり私、“異性(おんな)”として意識されてないんだな……。

「はぁ~~っ」

そりゃあ、敦賀さんの周りはダイナマイトボディで魅力的な女性ばかりでしょうけど。
私だって一応、女なのに…。
少しくらい赤面するとか…、動揺するとか…、さ。

わかってたけど。
今更だけど。


「……ちょっと、ショックかも───。」


「最上さん?」
「っ、きゃあぁぁぁぁ!!!!」

背後から突然掛けられた声に驚いて、落としそうになったお皿を慌てて捕まえる。

「え、え?何?」
「いえ…、あの…。ちょっと考え事をしていたもので…。え、となんでしょう?今、温めているのでもう少し待って───」
「あ、うん。ありがとう。」


「あのさ───?」
「はい?」


「……お仕置き、だね?」
「は?」


お仕置き───っ??
な、なんの事???


「裸でウロウロしない事!
これ、君が決めたルールだろ?破ったらお仕置きだって自分で言っていたじゃないか。」
「あ、あれはっ!」
「あれ?ルール破るんだ。じゃあ俺もこれからは、遠慮なく裸で───」

「わ、わかりましたよっ!1日下僕でもなんでもやらせていただきます。」
「下僕って…。女性にそんなこと要求しないよ。」
「じゃあ、何を?」

「うん、あのね?」


Next happening 3

スポンサーサイト
2010.08.21 / Top↑
Secret

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。