こちらはスキップビートの二次創作ブログです。 原作者様及び出版社様等とは全く関係がございません。

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3-3

光が織り成す幻想の世界。
幼いころから憧れていた物語から飛び出してきたお姫様や王子様。
そして、妖精たち。

シンデレラ城をバックに華やかに咲き乱れる花火が、魔法の様に夜空を彩る。

「また、こようね」
「はいっ!」


おうちに帰ろう~Sweet home~


「え? これから社長の家に…‥、ですか?」
「うん。これ、元に戻してこないといけないからね」

ウィンクしながら、金色に輝く髪を指差す。
そっか。
敦賀さん、変装してたんだもんね。

「遅くなるかもしれないから寝てしまって構わないよ? 疲れただろう?」
「いえっ!家主を差し置いて先に眠るなんて…そんな事できません!」
「…気にしなくてもいいのに。君の家でもあるんだから」
「お風呂の準備して待ってますね」

「あ、そうだ。これ」
「え?」
「開けてみて?」
「───っつ。これっ?!」

それは、きらきら輝く青いラインストーンがハートの形にあしらわれた可愛いガラスのくつ。

「プレゼント。最上さんにぴったりだなって思ったから」
「い、いただけま───イタっ!!」

プレゼントなんて受け取れない。
断りの言葉を告げようとした私の額を、敦賀さんの長い指が弾く。

「これは、お仕置きデートだから最上さんは“NO”と言えません」
「でも‥」

「───それに、名前彫ってあるから返品はできないよ?」
「あ‥‥」

ガラスに刻まれた‘kyo-ko’の文字。
それは、世界にただ1つのガラスのくつ。

「‥‥だから、受け取ってくれる?」

私───。

私、今日凄く楽しかった。
これじゃあ、“お仕置き”じゃなくて“ご褒美”だよ……。

「……ありがとう、…ございます」
「どういたしまして」


どうしよう…。


お礼がしたい。


言葉では足りない。


もっと、もっと…。
気持ちが伝わる様に。


「敦賀さん───」
「───ん?」


おうち3-3
(からっと☆ karari様)

 

「お礼、です。先にお部屋に戻ってますね?」




***



いやぁ~~~っっっ


違うの!違うの!!違うの───っ!!!

私は!
私は、頬に…。
あの日、敦賀さんがしたみたいに、頬に ちゅ、って!
決して、決して唇にしようなんて思ってたわけじゃないの───っ!!


だって、敦賀さんが急に振り向くから。
そりゃあ、「敦賀さん」って呼びかけたのは私だけど。
でも、でもっ。

手足をばたつかせ、部屋中をゴロゴロ転がりまわる。
私、なんてことをしてしまったの~っ!

「んっ?!」

ちょっと待って?

「お礼だよ?」って敦賀さんにキスされたら、世の中の女性はきっと狂喜乱舞する。
それは何にも勝る“お礼”で“ご褒美”

だけど私は──?

私にキスなんてされてもお礼になんてならないんじゃない?
喜ぶ人なんていないもの。
むしろバツゲーム?

敦賀さん、びっくりして固まってた。
無表情だった。


「なにをするんだ、君は!───はぁ?!お礼?これのどこがお礼なんだ。いやがらせか?あぁ~ン?」


なんて思っているかもしれない!

やだっ、怖い!!
大魔王が降臨するかもっ!
もう、このまま寝ちゃおうっ!!

着替えもせず、化粧もそのままにベッドにもぐりこみ、布団を巻きつけて繭の様に丸くなる。


「…………」


───って、ダメよ!
家主を待たずに寝るなんて!
不義理すぎる。


「…お風呂、入ろう…」

気分を落ち着かせるために、お気に入りのアロマエッセンスを数滴バスタブに落とす。
浴室いっぱいに広がるロータスの香り。
ゆったりとお湯につかりながら、人差し指でそっと唇をなぞってみる。

敦賀さんの唇───、柔らかかった……。

柔らかくて、温かくて、少し甘くて───。

ドクン、ドクン。
心臓が早鐘を打つ。

頬が、触れた唇が、熱い…。


それは、私のファーストキス。


Next happening 4-1 




キョコと蓮のちゅ~、の素敵イラストは、からっと☆ karari様からいただきました。
karari様のブログには、キス寸前の二人のイラストがあるのです。「ぶちゅーっといちゃってー♪」と叫んだらなんと!!描いたイラストを下さるというじゃないですかっ。うひょー
ワタシ、調子に乗って「こんなの描いてw」とリクしちゃいました。(←ホント、ずうずうしい‥)
karari様、我儘をきいてくれてありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

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2010.09.18 / Top↑
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