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このお話は、「永遠よりずっと」の番外編、付き合い始めた二人のお話です。


永遠の物語  ~ヤキモチやきの恋人~


敦賀さんは、ショータローの事が絡むと不機嫌になる。

あれは、付き合いはじめて半年くらいたったころの話。
『きまぐれロック』の収録を終えた私は、TV局の控室前通路でショータローにあった。

「……あ……」
「よう」

以前は顔を見ただけで──、否。名前を聞いただけで、怨キョが顔を出していたのに……。
こんなに冷静にこいつの顔を見ることができる自分に少し驚いた。

敦賀さんに好きだと言われて、私も好きですと伝えて。
一緒に過ごす時間が多くなって……。幸せと安らぎで心が満たされていた。
幸せを感じると恨みって忘れちゃうものなんだな。

あいつが私を利用してポイ捨てした事は許せないけれど、あの時決別していなければ、私は今でもショータローだけしかみえないからっぽの人間のままだった。
演技する楽しさも知らないまま……、敦賀さんとも出会えなかった。
モー子さんという最高の親友も、マリアちゃんという可愛い妹も、社さんという頼もしいお兄さんも出来なかった。


……感謝なんて死んでもしないけれど、ただの幼馴染に戻るのもありかな?


「おまえ……、相変わらず地味で色気ねぇなぁ。一応芸能人なんだからもう少し高級な服の一つでも買えよ。……金がねぇんなら、俺が買ってやってもいいぜ?」

「…………(怒)」

前言撤回!!
ぜ~~~~~ったいに、許さない。
仏の顔は、二度とみせないからねっ。

「あんたっ!! 失礼な事、言わないでよっ。これでも化粧してるし、服だってちゃんと選んでるんだからっ!!」

……そりゃあ、アウトレットのバーゲン物だけど。
私はあんたと違って、だるまやに生活費も入れているし、学校の費用も養成所の授業料だって払っているんだから!!
そんな高級品を買う余裕はないのよ。

「フン。選んでそれかよ」

は、鼻で笑った!! こいつ今、鼻で笑った――っ!!!

にょき。
にょきにょき。
私の中から、怨キョが次々顔を出す。

「仕方ねぇなぁ、俺が見立ててやるよ。お前でもそれなりに見える服を。なんなら今から買いに行くか? どうせ暇なんだろ?」
「行くわけないでしょっ!それに暇じゃない!!」

出せる限りの怨キョ玉をショータローめがけて投げつけた。



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2010.11.20 / Top↑
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