こちらはスキップビートの二次創作ブログです。 原作者様及び出版社様等とは全く関係がございません。

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このお話は、「永遠よりずっと」の番外編、付き合い始めた二人のお話です。


永遠の物語  ~ヤキモチやきの恋人~

「予定より早く着いたな」
「そうですね」

ドラマの撮影を終え、トーク番組収録のために訪れたTBM。
キョーコも今日ここでバラエティの収録がある。
だけど、先ほど通りかかった局内のカフェに、ブリッジロックの3人の姿があったことから、おそらくもう撮影は終わっているのだろう。
昨夜の電話で、時間的にすれ違いになる事はわかっていた。
それでも、僅かな時間でもいいから会えれば───。
そう思い、気会いを入れて撮影に挑んだのだが……、やっぱり間に合わなかったか。
残念。
でも、今夜は2人きりで会えるし……、もうちょっと我慢するか。


ドラマの撮影に映画の地方ロケ、アルマンディの新作コレクションなどなど。
ここ数週間は、仕事が忙しくて彼女に会う事が出来なかった。
時間を見つけてはメールで状況を報告し合ったり、電話だって毎晩していたけれど、

声を聞けば、会いたくなって。
笑顔を見たくて。
抱きしめたくて。

ようやく取れた、二人一緒の休み。
カギを渡しておいたから、今頃は俺の家に向かっているだろう。
それとも買い物でもしているかな?

「敦賀さんの好きなものを用意して待ってますね」

弾む声。
電話の向こうで嬉しそうに笑う彼女の姿を思い浮かべ、知らず知らず笑みが零れた。


この撮影を終えれば、今日の仕事は終わり。
生番組なので、収録がおす事もないだろう。
9時には家に帰れるはずだ。
キョーコが用意してくれているだろう食事をして、その後は───。


「れ、蓮。まだ時間早いから、カフェでコーヒーでも飲もう!」

急に向きを変え、俺を来た道へと押し戻す社さんを怪訝な顔でみつめる。

「なんですか、突然? コーヒーなら控室で構いませんよ。色々面倒ですし……」
「待て、蓮。そっちは───」

社さんの制止も聞かず、角を曲がろうとした俺の眼に飛び込んできたのは、とっくに帰っているはずのキョーコと不破の姿だった。

「…………」

ポカポカと不破に殴りかかるキョーコと、楽しそうにその手を受け止める不破。
何か言葉を発しているようだが、会話は聞き取れない。
不破のマネージャーが二人の間に割って入っても、言い合いは続く。

何故、黙って見ているんだ……俺は───。
出て行って、キョーコを不破の前から連れ去ればいいじゃないか‥‥。

誰にも立ち入れない空気を作りだす二人.
それを壊す事も、二人を引き離す事もできなかったあの時とは違う。

俺は、キョーコの恋人なのだから。


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2010.11.27 / Top↑
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