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このお話は、「永遠よりずっと」の番外編、付き合い始めた二人のお話です。


永遠の物語  ~ヤキモチやきの恋人~


「あの……、敦賀さん?」
「ん、何かな?」
「なにか……怒っていますか?」

帰って来た時は、確かにご機嫌だったのに……。
夕食を温め直しリビングへ戻ると、そこは不機嫌オーラの漂う真冬の空間に変わっていた。
帰宅時に乱射された聖なる光に浄化されず生き延びた怨キョがランランと敦賀さんの周りを飛び交う。

「ん? 怒る? 俺のために食事を作りに来てくれた可愛い恋人を怒るなんて、そんな理不尽な事あるわけないだろう?」
「………………」

プスプス、チクチク。
手裏剣の様に突き刺さるキラキラフラッシュ。

嘘。
ずぇ~~~~ったいに、嘘!

「何を怒っているんですか?」
「だから怒ってないって」
「敦賀さんっ! なんで怒っているんですかっ!」

久しぶりに会えたのに……。こんなピリピリモードじゃ一緒にいても楽しくない!
とにかく理由を問いただそうと詰め寄ると、敦賀さんはふうっと大きくため息をついた。

「……君は、本当に不破と仲がいいんだね」
「───はい?」
「今日、TBMで不破と一緒に居る所を見かけた」
「え…?」

敦賀さん、TBMにいたのなら声をかけてくれればいいのに───。

「楽しそうにじゃれ合っているから声もかけられなかったよ」

じゃれあう?
いつ?
誰が??
誰と???

どう見てももめていたのに……。
あれが楽しそうにみえるなんて敦賀さん……目、悪いんですか?

とは、思ったけれど後が怖いから口にはださない。
それより、ショータロー!!
敦賀さんの癒しと怒りのミックス攻撃ですっかり忘れていたけれど、許せん!

「敦賀さ~ん。聞いてください! また馬鹿にされたんです。私、悔しい!!」

そっぽを向いたままの敦賀さんの肩をガクガクとゆすった。


***


「まったく……、不破は素直じゃないと言うか……。こんなに可愛いキョーコと捕まえてなにを言ってるんだ」
「ふぇ?」

か、可愛い?
敦賀さん……。
それはきっと “あばたもえくぼ” です……。

「それに色気がないなんて……、俺を惑わす妖艶なキョーコを知らない癖に……」
「へ?」

ま、惑わす???
ワタクシ… いつ、そんなコトいたしましたでしょうか?

「でも艶のあるキョーコは、俺だけが知っていればいいんだ。 誰にもみせたらダメだよ」
「は、はぁ…。それは、勿論……」

見せたくても見せれません。だって、そんな武器持っていませんから。

「キョーコ、欲しいものがあるなら俺に言って?」
「は?」
「プレゼントするから」
「え? そんなの、頂けません」
「どうして? 不破からは嫌でも、俺からなら受け取ってくれるだろう?」
「そ、それはそうですけど。そうじゃなくて、誕生日でもないのにプレゼントなんて頂けません。それに、私はショータロー好みになるつもりはないんです」

あいつに言われて高級な服を纏うなんて、負けを認める様なもの。冗談じゃない。

「あ、でも……。もしかして、敦賀さんもこんな安物を着ている私は恥ずかしいですか?」
「え? いや……俺はそんなこと気にしないけど。可愛くてよく似合っているし…」
「よかった。じゃあ、このままでいいです」

敦賀さんは一瞬、無表情になったけれど、すぐに蕩ける様な甘い笑顔で私を抱きしめた。
あれ? そう言えば…。いつのまにか怒りのオーラが引っ込んでいる。
なんでだろう?


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2010.12.19 / Top↑
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