こちらはスキップビートの二次創作ブログです。 原作者様及び出版社様等とは全く関係がございません。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- / Top↑
このお話は、「永遠よりずっと」の番外編、付き合い始めた二人のお話です。


永遠の物語  ~ヤキモチやきの恋人~



「敦賀さん? お食事が冷めちゃいます」
「うん……。もうちょっとだけ……、こうやっていさせて?」

仕方ないですね、なんて。
気持ちとは裏腹な言葉を告げてみる。
本当は、ぎゅって抱きしめてもらえるのが嬉しい癖に。

久しぶりに感じる敦賀さんの体温は心地よくて、安心して体を預けられる。
逞しい胸に顔を埋め、心安らぐ香りを鼻腔いっぱいに吸い込んだ。


「………キョーコ………」

「………………」


頬を包みこむ大きな掌。
下唇を親指の腹でそっと撫でられて、ドキンと鼓動が跳ねる。
ゆっくりと近づいてくる唇に、そっと瞳を閉じた。



きょろ きょろ きょろ きょろ



「………えっ……?」



きょろ きょろ きょろ きょろ


やぁぁぁぁぁ!!!」


やだ~~~~っ!! なんてトコで鳴るのよ~~~~っ!!


唖然と見つめる敦賀さんの腕から抜け出して、ソファーに顔を伏せた。


「───ぷっ」


くっくっくっ。
背後から聞こえる笑い声。
恥ずかしくて身体が、かぁーっと熱くなる。


「ごめんごめん。お腹すいたよね。食べよう。キョーコのハンバーグ、楽しみにしてたんだ」

「……ごめんなさい」
「え? なんで謝るの? 別に謝る様な事じゃないだろう」
「だって…………」

久しぶりにぎゅってして貰ったのに。

「続きは後でゆっくりすればいいよ」
「……そうですね……」

もうちょっとで、キスして貰えたのに……。

「たっぷり可愛がってあげるから。腕枕もしてあげる」
「……はぁ……。宜しくお願いします……」

敦賀さん、きっと呆れてる。

「うん。そうだ、お風呂も一緒に入ろうか?」
「……わかりました……」

食い意地ばかりで、色気のない女だって思われたかも……。

「約束だよ。さ、ご飯にしよう♪」
「……はい……」

バカバカ!! 
私のバカ~~~っ!!


「───んっ?」

顔をあげれば、ニヤリと妖しく笑う敦賀さん。

ちょっと待って!
私、今……なんて言った?!

続き? 可愛がる? 腕枕? お風呂~っ!?

「と、泊まりませんよっ!!」
「でも約束したし」

「私、明日は仕事───」
「うん、10時に事務所だよね。大丈夫、ちゃんと送って行ってあげるから」

「いえ! 私は帰りますのでお構いなく」
「そう? じゃあ、“だるまや”までだね」
「イヤ───」
「んっ?」

その笑顔は、否を許さない恐怖政治。

「───あ、朝まではダメですからね! 痕もつけちゃイヤですよ?」
「…………」
「敦賀さんっ!」
「──分かったよ」

でも、見えないとこならいいだろう?
仔犬の様な瞳で哀願されたら、ダメなんて言えなくなる。

普段は大人だなって思うのに、二人きりだと子供みたいに甘えて、拗ねて───。
それは、私だけに見せてくれる“本当”の彼。
出現予測が不可能な大魔王や帝王は苦手だけど、


───ダイスキ───




                                                ヤキモチやきの恋人 fin



スポンサーサイト
2011.01.05 / Top↑
Secret

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。