こちらはスキップビートの二次創作ブログです。 原作者様及び出版社様等とは全く関係がございません。

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ROSE IN THE SKY のEMIRIさんから素敵なイラストをいただきました。

タイトルはなんと「初夜」!!
もうキョコちゃんが可愛くて、蓮さんの胸元が艶っぽくてムフフ~~なのです。


我慢できず、イラストにお話をつけさせて下さい! とお願いしちゃいました。
EMIRIさん、承諾ありがとうございましたっ!


**

緑豊かな森の教会に
やわらかなパイプオルガンの音色が響き渡る。

ステンドグラスから差し込む光は七色に輝いて
永遠を誓う二人を照らす。

祝福のフラワーシャワーが降り注ぐバージンロードを
ゆっくり、ゆっくりと
幸せな未来へと向かって

君と──────



Wedding night



「いいんですか? 勝手に抜け出してきちゃって……」
「大丈夫だよ。俺たちがいなくても社長が派手に盛り上げてくれるだろうから」

早く二人きりになりたくて、着替えもせずに乗り込んだボート。
「これからずっと一緒なのに」と君はあきれ顔で笑う。
我ながら我儘だなと思うけど、ウェディングドレスを着た可愛い君を独り占めしたかったんだ。

「敦賀さん、船の操縦もできるんですね」
「ん? ああ、アメリカにいた時にね。……やってみる?」
「えっ いいんですか?」

操舵輪を握る彼女を後ろから抱きしめるように立ち、一緒に舵を取った。
二人を乗せたクルージングボートは、白い波しぶきをたてながら碧いサンゴ礁を走り抜けていく。

「2度目の共同作業だね」
「ふふ。1回目は大きすぎました」
「そうだね。入刀はキョーコちゃんの作ったケーキでやりたかったな」
「日本に帰ったら作りますよ。もう一回しましょう?」
「楽しみにしてるよ」

さんざめく都会(まち)の喧騒を離れ訪れたのは南太平洋に浮かぶ楽園。
真っ白なパウダーサンドの砂浜とコバルトブルーの海が、鮮やかなコントラストを描く。

「足元、気をつけて?」
「はい、きゃっ」

砂に足を取られバランスを崩した彼女を抱きとめて、そのまま胸に閉じ込めた。
栗色の髪に顔を埋めれば、ふわり。
甘い香りが鼻腔をくすぐる。

「やっぱりハイヒールだと歩きにくいですね」

腕の中で、ヘヘへっと笑う彼女の額に軽く口づけて、シンデレラのガラスの靴を履いたお姫様を横抱きに抱きあげた。

「つ、敦賀さん?!」
「ん?」
「一人で歩けますっ!」
「でも歩きにくいんだろう?」

「パウダーサンドを裸足で歩いてみたかったのに」

口を尖らせむくれる彼女を
「可愛いドレスが砂で汚れてしまうよ?」と説き伏せて
小麦粉の様な白い砂浜を、一歩一歩。
幸せをかみしめながら歩いた。





「わぁ~~、可愛い~~」

深緑に溶け込むようにつくられたツリーハウスは、彼女の心の琴線に触れた様で
瞳をキラキラ輝かせながら辺りを見渡す。

1周15分程の小さなこの島に、ヴィラは一つだけ。
ボートで海を渡らないと辿り着けない、完全なプライベートアイランド。

「ここに泊まるんですかっ?」
「気にいった?」
「はいっ!!」

ヤシ葺屋根が印象的な円形ヴィラの中央には、モダンな色彩のベッド。
解放感のある大きな窓の向こうでは、沈む夕陽があたりをオレンジ色に染め上げて幻想的な雰囲気を醸し出していた。
夜になればきっと、一面の星空が、ロマンティックに二人を包んでくれるのだろう。


彼女を腕に抱いたままベッドに腰をおろし、シュルリとタイを外す。
胸元を軽く緩めながら細腰を抱き寄せれば、頬を染め恥ずかしそうに視線を逸らした。

いつまでたっても初々しい。
本当に君は可愛いんだから。


EMIRIさんCG「初夜」


「敦賀さん……」
「ん?」

膝上から抜け出して、俺の脚の間にちょこんと端座すると

「不束者ですが、宜しくお願いします」

ベッドの上で三つ指ついて深々と頭を下げる。
そんな彼女に、自身も居住まいを正し同じ様に三つ指をついて頭を下げた。

「こちらこそ、これからも宜しくお願いします」



「……ずっと一緒にいてくださいね?」
「一生離さないよ」

潤んだ瞳で見つめる彼女の頬を両手で包み込み、うっすらと開いたチェリーピンクの唇に軽く口づける。
頬にも、額にも、唇にも──────

「……んっ……」

少しずつ深くなる口づけ
漏れ聞こえる甘い吐息。

ゆっくりと項から耳へと撫であげて、その手を追いかけるように白い肌に唇を這わせた。
わき腹から背中へと滑らせた指をドレスのファスナーにかけた刹那───

「あ! 敦賀さん、待って!!」

腕を突っ張って身体を離す彼女。

「……ん?」
「えっと、あの…ですね?」
「うん?」

「このドレス、とっても気に入ってるんです。お化粧もヘアアレンジもとっても素敵で。だから……その……今日はこのままでいたいな、って」

もじもじと人さし指を合わせながら「ダメですか?」と上目づかいに俺を伺う。
いつもなら完全ノックアウトのこの仕草(おねだり)。

だけど。

「───うん、そうだね。そのドレス、可愛くてキョーコちゃんによく似合っている」

今日ばかりは聞いてあげないよ?

「だから──────」

だって今夜は一生に一度だけ。
俺と君が夫婦となった、初めての夜だから。

「このままでシようか?」
「は───……い??」

「ドレスを捲くりあげればいけると思うんだ。うん、こういうシチュも萌えるね?」
「え……、っとですね?」
「汚さないように気をつけるから安心してね」
「あ、あの……敦賀さん?」
「ああ、そうだ。折角 島に二人きりなんだから思い切って外で、なんてどうかな?」
「いっ?!」
「うん、そうしよう」

固まる彼女を担ぎあげ、海を眺めるサンデッキへと向かった。


「いや~~~~~~~違う~~~~~~~っ!!!! おろして~~~っ!!」



誰もいない海岸に、彼女の声が響き渡る─────────



「敦賀さんの破廉恥~~~~~っ!!!!」



                                         END






EMIRIさん、ご結婚おめでとうございます。
末長くお幸せに。

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2011.08.24 / Top↑
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