こちらはスキップビートの二次創作ブログです。 原作者様及び出版社様等とは全く関係がございません。

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皆様お待ちかねの、2万HITリクエストSS 第2話をお届けで~す。

一言だけ。
ひなたさん得意技炸裂☆ で、ございます。
それでは、素敵な世界をお楽しみくださいっ!


Falling into you 2


「あっ!社さん」

レッスンが終わると真っ直ぐ事務所にいるだろう社さんに会いに行った。
社さんとはすっかり仲良しで、レッスンの前後に時間さえあればお話するのが日課。

今の時間、レッスンがなかった社さんは事務所で書類整理をしていた。パソコンを使うから…って手には薄手のゴム手袋をつけて。
社さんは素手で電化製品を触ると10秒でクラッシュさせるという特異体質らしいけど、そんな体質の人っているのかしら?と不思議がった私に「だから、素手で触っても壊れないピアノを弾き始めたんだよ?」と最初の頃に随分と真剣な顔をして教えてくれた。あの時の表情は本当に深刻そうだったから、やっぱり本当なのかしら?

「キョーコちゃん、レッスン終わったの?」
「はい!」
「じゃあ、頂き物のケーキがあるんだけどお茶していかない?今日は事務の子、休みだし…俺も蓮もそんなに甘い物好きじゃないし」
「いいんですか?」
「うん。俺も今から休憩しようと思ってた所だし。キョーコちゃんは紅茶だよね?蓮はコーヒーで良いか?」

社さんが私の背後に声を掛けた。

「えっ?」

振り向くといつの間にか先生が背後に立っていた。

いつもレッスン後は、他の講師に習っている女の子たちに囲まれていて、事務所で会う事なんて滅多になかったのに珍しい。

「ええ。お願いします……最上さん、甘い物好きなの?」

クスクスと笑いながらのセリフになんだかムッとして、「いけませんかっ?」とムキになってしまう。

「いや?可愛いな…と思ってね」

私の頭にポンッと手のひらを載せて、ますます笑いを深める先生に腹が立つ。

「子供扱いしないで下さいっ!」
「だって、子供だろう?」
「未成年だけど子供じゃありません!」
「そうやってムキになるところが子供の証拠だよ?」

に~っこりと質の悪い微笑みを向ける先生に「こんな男のどこがいいのよ!」と思わずにいられない。

先生はもてる。一部の例外(私を含む)を除き、老若男女問わずに…それはもう人気がある。聞いたところによると私設ファンクラブまであるらしくて、休憩時間によく女性に囲まれているのを見かける。

(そりゃ、確かにルックスがいいのは認めるけど…)

そこらの芸能人が裸足で逃げ出すくらい整った秀麗な顔立ち。
声もいいわね。甘いテノールで、聞いていて耳に心地いいし…。それに、一部の女性には「腰にくる」って言われてるみたいだけど…声が腰にくるってどういう意味かしら?
物腰も優雅で颯爽としていて、常に紳士的で…って、なんで私、先生を褒めてるのよ!

確かに見た目は極上だけど、性格が最悪だわ!!



********



「蓮、この子が最上キョーコちゃん。お前の最初の生徒さんだよ。キョーコちゃん、コイツが君の担当になる『敦賀蓮』だよ」

私に待っているように言って奥に入っていった社さんと一緒に現れた背の高い男性。

サラサラと流れる柔らかそうな黒い髪。涼しげな目許に高く通った鼻筋…社さんも格好いいと思ったけれど、この人は次元が違う。人の目を惹き付けて放さない…特別な人。

思わずポーッと見入っていた私の耳に飛び込んできた甘いテノール。

「よろしくね、最上さん」
「よ、よろしくお願いしますっ!」

ニッコリと微笑んでくれた敦賀先生に慌てて挨拶をする。

(うわぁ…この人、声も格好いい…)

うっとりと聞き入っていた私の耳に、その甘い声で紡がれたとんでもない一言が飛び込んできた。

「社さん…俺、高校生だと聞いていたんですが…小学生だったんですね」
「ちょっ!蓮!」

敦賀先生は、隣の社さんに笑顔を向けている。対する社さんは、慌ててその発言を止めさせようとしたけど手遅れだわ!

「私は、この春から高校生です!卒業したばかりだし、中学生だって言われるのは仕方ないけど…小学生だなんて!!」

私が童顔で色気がないのは自覚しているけど、だからって小学生と間違えるなんて酷すぎる。

「……ごめんね?」
「ご、ごめんね?キョーコちゃん」

拳を握って俯いている私に、先生と社さんが謝罪をしてくれているけど怒りがちっとも収まらない。

「失礼しますっ!」

クルリと向きを変えて、出口の方へと向かう。もう一分一秒でもここにいたくなかった。

(せっかく飯塚先生に紹介してもらったけど…今からでも、ここのピアノ教室は止めて他の所を探そう!)

自動ドアをくぐろうとした時、パシッと掴まれた腕に足が止まる。

「離してくださいっ!」

私の腕を掴んでいたのは敦賀先生だった。

「こっちが謝っているのに、無視して出ていく態度は子供そのものじゃないか」
「…なんですってぇ~~っ!」

敦賀先生の顔に呆れたような、非難するような表情が浮かんでいるけど、悪いのはそっちでしょ!
人を小学生と間違えた上に、子供扱いするなんて…そう思うと余計に腹が立ってきたから、キッと敦賀先生を睨みつける。

「…へぇ……」

思いっきり睨みつけている私に何故か感心したような声を漏らした先生は、次の瞬間思わぬ行動に出た。

「えっ?キャ~~~っ!」


NEXT 3




みごとな‘ぶった切り’に、悶々中のワタシです。
ナニしたの? 蓮さん、ナニしちゃったの~っ?!
と叫ばずにはいられません。ひなたさ~んっっ!続きをPlease!!


ご感想はこちらへ。You're My Only Shinin'Star / 日向ひなた様 

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2010.03.24 / Top↑
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