こちらはスキップビートの二次創作ブログです。 原作者様及び出版社様等とは全く関係がございません。

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悶々中の皆様っ! お待たせ致しました!!
1週間、大切に保管していた(←独り占めとも言う)2万HIT記念リクエストSS第3話をお届けです!

Falling into you 3

「暴れると落ちるよ?」

ニッコリと微笑んだ先生が私をひょいっと荷物のように肩に担ぎ上げた。

「ふぇっ?…ヤ、ヤダッ!お~ろ~し~てぇ~~~っ!」

急に高くなって、あっという間に上下逆さまになった視界。一瞬、何が起きたか全く分からなかったけれど、状況を理解した途端にパニックに陥った。

自由になる手足をバタつかせて暴れるけれど、予想外に力強い腕はビクともしない。

(なんでぇ~~?何がどうなってるのよぉ~~~っ!)

なんとか脱出する方法はないか考えようとするけれど、動揺のあまりちっともいい考えが浮かばない。

(そもそも担ぎ上げるってどういう事よ!お姫様抱っことかあるじゃない!)

「あんまり暴れてると下着が見えちゃうよ?」

私の反応にクスクスと笑いながら告げられたセリフにぴたりと動きを止めて、ミニスカートの裾を両手で押さえた。

「チカンっ!ヘンタイっ!人さらいっ!」

思いつく限りの罵倒を浴びせるけれど、先生は私のセリフなど全く気にせずにマイペースで行動する。

「社さん、例の部屋の鍵ありますか?」
「ん?あぁ…これ?」
「ありがとうございます。ちょっとこれ使いますんで」
「わかった。あの部屋はお前のための部屋だし…その鍵はスペアだから、そのまま持っていていいからさ」

真っ赤になってスカートを押さえ抗議する私を完全に無視したままで、先生と社さんは会話を進めていく。

「社さん、助けて下さい~っ」

先生は私を担ぎ上げたまま階段を登り始める。何がどうなったのかさっぱりわかならくて、怖くなって社さんに救いを求めたけれど、その社さんはニコニコと手を振りながらお見送り体勢で。

「いってらっしゃ~い!キョーコちゃん、きっと驚くよ~」

満面の笑顔で送り出されたけれど、今!まさに今、驚きの極致ですから!

(ここのピアノ教室は変な人しかいないのぉ~っ!)

それに鍵って何?私、どこに連れて行かれるの?何をされるの?誰か助けて~~~~っ!



********



「キョーコちゃん、どうしたの?ケーキ、美味しくなかった?」

ケーキを食べながらふくれっ面をしている私に、社さんが心配そうに声をかけてくれる。

「あっ!いえ、美味しいですっ!」

優しい社さんに心配をかけてしまった事を反省しつつ、笑顔で返事をする。事実、頂いているケーキはとっても美味しいし!

(これ、自分でも作れないかなぁ…)

モグモグと味わいながら、材料と手順を考えてみる。ピアノも好きだけどお料理するのも好きなのよね。

「本当に美味しそうに食べるよね?」

ブラックコーヒーを飲みながら、先生がクスクスと笑っている。

「本当に美味しいですからっ」
「その割には、ふくれっ面してたけど?」
「そうだね?何か気になる事でもあるの?」

(社さん、優しいなぁ…)

私の小さな表情も見逃さずに心配してくれる社さん。こんなお兄ちゃんがいたらよかったのに…。一人っ子だから、昔からお兄ちゃんという存在にすごく憧れていて社さんは理想にピッタリなのよね。
まあ、ついでに先生も心配してくれてるみたいだけど…この人の場合は、絶対に好奇心よね!優しいから…じゃなくて、きっと私で遊ぶためだわ。そうに決まってる!

気持ちを落ち着ける為に、社さんが淹れてくれた紅茶を頂く。私の好きなアールグレイ。
社さんも先生もコーヒー派だから、きっと社さんが私のために買ってきてくれてるんだろうなぁ。

「…美味しい」
「くすっ。キョーコちゃん、アールグレイが好きだよね?」
「はい!社さんが買ってきて下さってるんですよね?ありがとうございます」
「え?いや、それは…」
「社さん?」

私のお礼に何か言いかけた社さんを先生が笑顔で遮った。その笑顔に怯んだ社さんが、若干青ざめて見えるのは気のせいかしら?

「社さん、どうかしたんですか?」
「さあ?最上さんの笑顔に見惚れたんじゃないのかな?」

青ざめている社さんを見ずに先生はブラックコーヒーを口にしている。なんだか納得いかないなぁ…二人して、何か私に隠してる?

「そ、そそそそそうだよ!キョーコちゃんがあんまり可愛かったから!」

無理矢理に笑顔を浮かべてるのが丸わかりだけど、必死な様子の社さんにそれ以上は突っ込めなくて先生の方を見れば素知らぬ顔でコーヒーを飲んでいる。

「……何かな?」
「……なんでもないです」


NEXT 4




しくしく。
ひなたさん‥どうしていつも気になるところで まて、次回?
でも、そんなイケズゥ~なひなたさんが大好きです。

キョーコは担がれてどこに連れていかれたんでしょうね。
いやんな桃色妄想をしたあなた! 私のお仲間ですよ(笑)


ご感想はこちらへ。 You're My Only Shinin'Star  / 日向ひなた様 

 
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2010.03.31 / Top↑
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