こちらはスキップビートの二次創作ブログです。 原作者様及び出版社様等とは全く関係がございません。

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ひなたさんファンの皆様、お待たせいたしました。
こっそり独り占めしていた、2万HIT記念リクエストSS 第4話をお届けです。

それでは、素敵な世界をお楽しみください。


Falling into you 4

「い~~や~~っ!離してぇ~~~っ!下ろしてよぉ~~~っ!!」

ジタバタと暴れる私をものともせずに、先生は階段を上り2階の一番奥の部屋のドアに社さんから受け取った鍵を差し込んで開けた。

ガチャリ。と鍵の開く音がして、私の血が一気に引いていく。だって、鍵付きの部屋に連れ込まれて…私、一体、何をされるの?イヤだっ!怖いよぅ…。

「ふぇ……ヤダヤダヤダっ!」

堪えていた涙が滲んでくるのがわかる。自分の置かれている状況をようやくちゃんと理解した。

(わ、私…この人に、え、エッチな事されて…そ、それで…や、ヤクザさんとかに売り飛ばされて……)

ギュッと瞑った目からどうしようもなく涙が零れてくる。しゃくり上げることしかできなくなった喉…。暴れたって、所詮力では適うわけがないという絶望が私の四肢の力を奪っていく。

「……ごめん。泣かせるつもりじゃなかったんだけど…」

優しい声に惹かれ、思わず瞳を開くと目の前には整った顔に困ったような微笑みを浮かべている先生がいた。
完全にテンパっていた私は、いつの間にか先生の肩から座り心地のいいソファーに移動していた事にも気づいていなかった。

「…泣かないで?」

止まらない涙を先生は長い指先でそっと拭って、優しい微笑みを向けてくれる。

(さっきまでと、違う…)

私を見る先生の表情も声も優しくて…私を支配していた恐怖が少しだけ薄らいでいく。

「……ふぇ、ふぅ……っ」

それでもしゃくり上げる喉は止まらなくて、目を擦ろうとした私の手を先生はその大きな手でそっと掴んで苦笑する。

「擦っちゃダメだよ?赤くなる…」

手を拘束され、泣き顔を隠す事も涙を擦る事もできない私は、瞳を閉じてなんとか堪えようとするけれど一向に止まらない。

「………っ!」
「うん…甘い、ね」

涙を堪えようとギュッと瞑った瞼に触れた柔らかくて温かくて…濡れた感触。初めて感じたその感触に驚いて、閉じた瞳を開いた先には、自分の唇を舌先で舐めて笑う先生の顔。

「…………っ!!!!!」

声にならない悲鳴をあげて、少しでも先生から遠ざかろうとするけれどソファーの背もたれに遮られて下がる事も出来ない。しかも、いつの間にか先生の両腕の檻の中で…左右に逃げる事も出来なくて。

(い、いいいいいいいい今の感触は…も、もももももももももしや……っ!!!)

あまりの驚きに涙も引っ込んでしまった。

「最上さんの涙は甘い、ね?」

クスッと微笑む先生の笑顔で確信する。

(さ、ささ、さっきの感触は…や、やっぱり…く、唇ぅ~~~~~っ!?)

止まらない私の涙を止めたのは、先生の唇…と舌、だったようで。理解した途端に全身の血液が沸騰したみたいに熱くなった。

あまりの展開に動揺して、ソファーの上でワタワタと妙な動きをすることしかできない私を尻目に、先生はスッと立ち上がりスタスタと私の前から去っていく。


…カタン。


小さな音がして、続いて奏でられるメロディ。……大好きなピアノの音、だ。

(あっ…この曲…、カノン、だ……)

私がピアノを始める切欠になった…とても思い入れのある曲。パッヘルベルのカノン…。



********



美味しいケーキに大好きなアールグレイの紅茶。とても幸せな時間なのに、私の思考を占めるのは先生と初めて会った時の事。あの時は、本当に何をされるのかわからなくて怖くて不安で…。

「……眉間にシワ」

気づかないうちに、眉間にシワが寄っていたらしくて先生の長い指が私の額に触れる。

「きゃっ!せ、せせせせせ『セクハラ』っです!女の子にむやみに触らないで下さいっ」

額を抑え、動揺を誤魔化すように大きな声を出す。先生の触れた額が…熱い。

「女の子がそんな怖い顔をするものじゃないよ?」

私の苦情など聞いてないように、先生はすごく優しい微笑みを浮かべているけれど…その微笑みがまた私を動揺させる。

「せ、先生はレッスンの時以外は私の半径1m以内に近寄らないで下さいっ!」
「どうして?」
「せ、セクハラするからっ!!」
「キョーコちゃん、セクハラって…蓮に悪気はないんだよ?」
「「社さん…それ、フォローになってませんよ?」」

私と先生の会話に苦笑しながら、フォローにならないフォローを入れる社さんに先生と同時に突っ込みを入れる。

それが、いつもの私達3人の会話。私の大好きな…ティータイム。

NEXT 5



舐めた!舐めたっ!!舐めましたぁ~!!!

と興奮したのは私だけじゃないはず。
実はこのペロリンちょ、桃脳な私のリアルバースディにひなたさんが書き加えて下さったんですよ!
すっかり誕生日が嬉しくないお年の私ですが、「年とってよかった~!」と叫びました(笑)
ひなたさん、素敵なプレゼント ありがとうございました(←チョー迷惑)



ご感想はこちらへ。 You're My Only Shinin'Star  / 日向ひなた様 

独り占めは許さん!の苦情は私へ (嘘です!しちゃイヤ!)






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2010.04.14 / Top↑
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