こちらはスキップビートの二次創作ブログです。 原作者様及び出版社様等とは全く関係がございません。

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「……キョーコ……」
初めて呼ばれた名前。

「……愛してる……」
何度も囁く愛の言葉。

幸せで、幸せで、幸せで。

涙が溢れた。


Act.12

敦賀さんと、所謂お付き合いなるものを始めてから数カ月。
“芸能界イチ”の称号を数多く持つこの人が私の恋人だと言う事にまだ慣れない。
だけど、その戸惑いよりも遥かに感じるのが幸せであって。
嬉しくて、でもなんだかくすぐったいような恥ずかしい様な気持ち。
気を抜くとへへっと笑ってしまう自分に気付きその度に頬をペチペチと叩く。
今、絶対アホ面してたっ!

***

「おかえり」

優しい笑顔で出迎えてくれるその姿に、自然にこぼれる笑み。

今日、敦賀さんは久しぶりのお休みで、私も朝の生番組を終えればその日の仕事は終了。
二人の休みが重なるのは、とても珍しい事。

だから本当は、学校をさぼっておうちにお邪魔しようと思っていた。
だけど…、


『仕事で行けない日もあるんだから、ちゃんと学校は行かないと』


敦賀さんからのお説教。
ブーと頬を膨らませながら受けた授業。
───時々にやける顔。


『待っているから、早く帰っておいで?』


はやく帰りたくて。
敦賀さんに、逢いたくて。

上昇するエレベーターとともに高揚する気持ち。小さな鏡を取り出して、風ではねた髪を撫でつけた。
深呼吸を1つ。乱れた息を整えて扉が開くその瞬間を待ちわびる。
きっとそこで彼が待っているはずだから。



「敦賀さん、お昼ちゃんと食べました?」
「ん?……うん。食べたよ?」

不自然な返答。スーと逸らす視線が全てを物語る。

「もう!ちゃんと食事して下さいっていっつも言ってるのに!」
「食べたよ。……コーヒーとか…」
「コーヒーは食事じゃなくて飲み物です!」

やっぱりね!
玄関からキッチンへと直行し、玉子とハムを挟んだサンドイッチを手早く作りサラダと一緒にプレートにのせてリビングへと戻った。

「何、読んでいるんですか?」
「ん、これ?今日、送られてきたんだ」
「抱かれたい男ランキング!すごい。敦賀さん、また1位ですね」

それも2位以下に倍以上の差をつけた、ぶっちぎりのトップ!
流石、敦賀さん!


───あいつは?


順位表を上から順に眼で追い、その名を探す。
あ、いた。

「……彼は、何位かな?」
「ショーは5位ですね。以前よりはランクUPしてますけど───、」
「毎回ちゃ~んとチェックしてるんだね?」
「───っ!!」

嘘くさい笑顔から飛んでくるキラキラフラッシュがプスプスと突き刺さる。
まずい。敦賀さんってば、ショータローの名前がでると突然機嫌が悪くなるから!!

「わ、わぁ~。この敦賀さんとっても格好良い!」
「他の男に気を取られたお仕置き!」
「お、お仕置きって!なんで、きゃっ」

突然腕を引かれ、向かい合わせに膝の上に座らされる。がっちり腰をホールドされて逃げる事も儘ならない。

「今日はずっ~と、こうしてること!」
「……これじゃあ、何もできません」
「キスは出来るよ?」

いいながら、ちゅっと音を立て啄ばむようなキスを一つ。

「もう!ふざけてないで、ご飯食べて下さいっ」



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2010.04.17 / Top↑
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