こちらはスキップビートの二次創作ブログです。 原作者様及び出版社様等とは全く関係がございません。

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ひなたさんファンの皆様、大変ながらくお持たせ致しましたっ!
2万HIT記念リクエストSS 第6話をお届けです!

ひなた様の素敵なパラレルの世界へ、行ってらっしゃいませ~。


Falling into you 6

「お前に特別に俺様のピアノを聞かせてやるっ!」

そう言った幼馴染みに強引に連れて行かれたピアノ教室。その頃の私は、童話を読んだりお人形で遊んだりする方が好きであまり気乗りはしなかった。

けれど、引き摺られるようにして連れて行かれたピアノ教室の玄関に立った時に聞こえてくる音色に心を奪われた。

キラキラと輝くような音だった。それでいて、優しく包み込んでくれる…春の日差しのような音色。

玄関から入っていく幼馴染からそっと離れて、音の聞こえる方へと歩を進めた。
壁に沿ってずっと歩いて行くと家の東側、大きな窓が開いていて白いレースのカーテンが静かに風で揺れていた。

そぉっと窓から覗くと……妖精がピアノを弾いていた。

陽をはじいてキラキラと輝く黄金の髪。伏せられた瞳の色は見えないけれど…でも、きっと空の青か若葉の緑だと思う。だって、妖精さんだもの!!

まるで一枚の絵のような完璧な美しい光景。けれど、それ以上に私を惹き付けるのはピアノの音色だった。

甘い余韻を残して曲が終わった時、私は覗いている事も忘れて一生懸命に拍手していた。

「あなた…妖精?」
「…えっ?」

拍手に驚いて、こちらを振り向いた妖精さんはサラサラの黄金の髪を揺らし、綺麗な海色の瞳を見開いていた。

「私、キョーコ。妖精さんは?」

人に名前を聞く時には自分から先に名乗るんだよ?という大好きな叔父からの教えを当時の私はしっかりと記憶していた。だから、妖精さんと親しくなりたくて…名前を知りたくて尋ねてみる。

「……俺の名前は、コーンだよ。よろしく、キョーコ」

私の発言に、驚いて見開かれていた瞳が優しく綻んで、春の日差しのような笑顔を見せてくれた。

「ダメなのっ!私をキョーコって呼んでいいのは、ショーちゃんだけなの。だから、コーンは『キョーコちゃん』って呼んで?」
「キョーコちゃん?」
「そうよ。よろしくね、コーン!」

妖精さん…コーンの口から自分の名前が呼ばれた事が嬉しくて、部屋の方へと身を乗り出す。

「危ないよ、キョーコちゃん!」

そう言って、急いで窓の方へと近寄ってきたコーンは間近で見ても凄くキレイで…うっとりと見つめてしまう。

「コーンはキレイね!」

コーンの台詞など耳に入っていない私は、キラキラと輝く髪と不思議な色の瞳に見惚れた。

「くす…っ。ありがとう。でも、キョーコちゃんの方が可愛いよ?」

私を可愛いと言ってくれるのは、叔父だけだと思っていたから…コーンのその言葉がとても嬉しかった。

「えへへ…。ありがとう、コーン」

ニコニコと笑う私の黒髪をコーンの手がそっと撫でてくれる。その優しい感触が嬉しくて…私が笑みを返すとコーンもニッコリと笑ってくれる。

「ねぇ、キョーコちゃん。ショーちゃんって誰?」
「ショーちゃんはねぇ、幼馴染みなの」
「男の子?」
「…?うん、そうよ」

コーンはどうしてそんな事を聞くのだろう?と思いつつも、コーンとお話するのは嬉しくて素直に応えた。

「どうしてショーちゃんは、キョーコちゃんを『キョーコ』って呼び捨てていいの?」
「わかんない。ショーちゃんが、そう言ったんだもん」

キョトンと返すとコーンは眉根を寄せて、何かを考えていたようだけれどそれが何かはわからなかった。

「ねぇ、コーンのピアノ…もっと聞きたいな」
「いいよ。キョーコちゃんは、好きな曲とかあるかな?」
「…わかんない。今の曲、もう一回聞きたいっ!」

曲の名前なんてわからないけれど、コーンのピアノが聞きたくて同じ曲をリクエストした。

「了解」

クスッと笑ったコーンが再びピアノを弾いてくれる。

気のせいかその音色は先程よりもずっと…優しくて温かくて…私は、うっとりと瞳を閉じてその音色に聞き入っていた


NEXT 7




でた! ヤツが出ました。(一行

キョーコがピアノを始めたきっかけは、コーンとの出会いだったんですね~。
幼いキョコちゃん、可愛いw

蓮はキョーコを「キョーコちゃん」だとわかっているのかなぁ。
続きがとっても楽しみです。 ひなたん、続きをプリーズ~!


ご感想はこちらへ。  You're My Only Shinin'Star  / 日向ひなた様
 
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2010.05.05 / Top↑
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